2023.2.21
『ドライアイ』のつらい症状にお困りの方へ朗報です

まだまだ寒く『ドライアイ』の方にはつらい症状が続く方もいらっしゃると思います。エアコンを付けるから余計に目が乾く‥外で風に当たると涙が出る‥という患者さまのお声をよく耳にします。

【ドライアイとは】
 目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなる病気です。目の表面に傷を伴うことがあります。

 治療では、日常生活の中だと画面を見る作業やコンタクトレンズの装用を減らしたり、加湿器を使うことも効果があります。

 そして、一般的には点眼治療があります。まずは、ドライアイの原因を診断して治療法を選択します。

 症状が軽い場合は、人工涙液やヒアルロン酸製剤などの潤いを持たせる点眼液で緩和させることができます。水分やムチンが少ない場合は、ムチンや水分の分泌を促進する点眼液(ジクアホソルナトリウム)や、ムチンの産生や発現を促進する点眼液(レパミピド)が効果的です。

【ムチンってなに?】
 水分を目の表面にとどまらせるために必要な成分です。目の表面にある細胞から分泌されます。


 涙は「水分」と「ムチン」という物質によって構成されており、両方のバランスの良い涙が質の良い涙と、といわれています。そしてこのムチンや水分の分泌を促進する代表的なドライアイ治療用点眼剤として、ジクアス点眼液3%があります。

 私、事務スタッフとして働いているので、エアコン下でのパソコン作業も多く、以前からかなりドライアイの症状を自覚していました。ですので、ジクアス点眼液使用していましたが、本来は1日6回点眼なんです。でも、ついつい、調子が良くなると点眼し忘れたり、お仕事中は忘れてしまっていたり… 同じような方多いのではないでしょうか??

 そんな方々に朗報です!!


 昨年11月末にジクアスLX点眼液3%が発売されました。既存のジクアス点眼液3%との大きな違いは点眼回数です。通常6回点眼のところが3回になります。今回新たに涙液中の脂質増加作用も認められました。

 また、従来のジクアスではしみる方もおられたかもしれませんがこの問題もやや解消されたようです。点眼するとムチンの成分で、目ヤニが付くように感じておられた方も多いと思いますが、実際私は点眼してみてこの症状も減ったように思いました。また、潤いが持続しているようで度々あった目薬さしたいな、という感覚も減っていると思います。せっかく有効な目薬でもきちんと点眼回数が守られていなければ十分な効果は得られません。点眼を忘れがちだったり、他の点眼剤との併用が必要な方にはとても有用的ではないでしょうか。


【最後にドライアイチェックしてみましょう】
 ドライアイには様々な症状があり、単に“目が乾燥する”だけではありません。チェック項目が5つ以上ならドライアイの可能性があります。

□目が疲れやすい
□目が痛い
□目やにが出る
□涙が出る
□物がかすんで見える
□目がかゆい
□目が重たい感じがする
□目が赤くなりやすい
□なんとなく目に不快感がある
□目が乾いた感じがする
□光がまぶしく感じやすい

<ドライアイの危険因子>
●加齢(加齢で、涙の量や性質が低下)、女性
●長時間画面を見る
●低湿度、エアコン下
●コンタクトレンズ装用、喫煙
●飲み薬(涙の分泌を減らす作用のある飲み薬)、目薬(防腐剤など)
●涙の油を作るマイボーム腺の病気
●加齢でできる結膜(白目)の皺
●全身の病気(涙腺が免疫の作用で傷つくシェーグレン症候群や関節リウマチなどの膠原病)
2023.2.21
『ドライアイ』のつらい症状にお困りの方へ朗報です

まだまだ寒く『ドライアイ』の方にはつらい症状が続く方もいらっしゃると思います。エアコンを付けるから余計に目が乾く‥外で風に当たると涙が出る‥という患者さまのお声をよく耳にします。

【ドライアイとは】
 目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなる病気です。目の表面に傷を伴うことがあります。

 治療では、日常生活の中だと画面を見る作業やコンタクトレンズの装用を減らしたり、加湿器を使うことも効果があります。

 そして、一般的には点眼治療があります。まずは、ドライアイの原因を診断して治療法を選択します。

 症状が軽い場合は、人工涙液やヒアルロン酸製剤などの潤いを持たせる点眼液で緩和させることができます。水分やムチンが少ない場合は、ムチンや水分の分泌を促進する点眼液(ジクアホソルナトリウム)や、ムチンの産生や発現を促進する点眼液(レパミピド)が効果的です。

【ムチンってなに?】
 水分を目の表面にとどまらせるために必要な成分です。目の表面にある細胞から分泌されます。


 涙は「水分」と「ムチン」という物質によって構成されており、両方のバランスの良い涙が質の良い涙と、といわれています。そしてこのムチンや水分の分泌を促進する代表的なドライアイ治療用点眼剤として、ジクアス点眼液3%があります。

 私、事務スタッフとして働いているので、エアコン下でのパソコン作業も多く、以前からかなりドライアイの症状を自覚していました。ですので、ジクアス点眼液使用していましたが、本来は1日6回点眼なんです。でも、ついつい、調子が良くなると点眼し忘れたり、お仕事中は忘れてしまっていたり… 同じような方多いのではないでしょうか??

 そんな方々に朗報です!!


 昨年11月末にジクアスLX点眼液3%が発売されました。既存のジクアス点眼液3%との大きな違いは点眼回数です。通常6回点眼のところが3回になります。今回新たに涙液中の脂質増加作用も認められました。

 また、従来のジクアスではしみる方もおられたかもしれませんがこの問題もやや解消されたようです。点眼するとムチンの成分で、目ヤニが付くように感じておられた方も多いと思いますが、実際私は点眼してみてこの症状も減ったように思いました。また、潤いが持続しているようで度々あった目薬さしたいな、という感覚も減っていると思います。せっかく有効な目薬でもきちんと点眼回数が守られていなければ十分な効果は得られません。点眼を忘れがちだったり、他の点眼剤との併用が必要な方にはとても有用的ではないでしょうか。


【最後にドライアイチェックしてみましょう】
 ドライアイには様々な症状があり、単に“目が乾燥する”だけではありません。チェック項目が5つ以上ならドライアイの可能性があります。

□目が疲れやすい
□目が痛い
□目やにが出る
□涙が出る
□物がかすんで見える
□目がかゆい
□目が重たい感じがする
□目が赤くなりやすい
□なんとなく目に不快感がある
□目が乾いた感じがする
□光がまぶしく感じやすい

<ドライアイの危険因子>
●加齢(加齢で、涙の量や性質が低下)、女性
●長時間画面を見る
●低湿度、エアコン下
●コンタクトレンズ装用、喫煙
●飲み薬(涙の分泌を減らす作用のある飲み薬)、目薬(防腐剤など)
●涙の油を作るマイボーム腺の病気
●加齢でできる結膜(白目)の皺
●全身の病気(涙腺が免疫の作用で傷つくシェーグレン症候群や関節リウマチなどの膠原病)