今年の9月に発生した大型台風の際、皆さまの地域で被害はなかったでしょうか？

当院では、大型台風が過ぎてほっとしたのも束の間、直撃した翌日の朝8時半に急な停電が起こり、お昼過ぎまで続きました。開業以来初めてのことだったため慌ててしまい、患者さまも通常通り来院されていましたのでご迷惑をお掛けしてしまいましたが、非常事態に備え準備する物などを明確にすることができました。

【停電時に発生した問題】
①電話が利用できなくなる
半日繋がらない状態が続いてしまい、また、こちらから必要な連絡も出来ず業務に支障がでてしまいました。今後は電話の回線を最優先に、発電して繋がるようにします。

②電子カルテやプリンターなどの電子機器が使用できなくなる
患者さまがお薬手帳を持参している場合は、拝見させていただき当院投薬を継続処方することができました。
処方箋の印刷発行が出来なかったため、手書きで発行となりましたが近くのまさむね薬局さんにご協力いただきました。

③精算機が止まる
診療費の会計をすることができないため、後日ご予約の電話をしていただき、来院時にお支払いをお願いします。

④医療機器が止まる
検査機械を使用することができず、せっかくのご来院も日にちを変更していただく方もいらっしゃいました。
充電式の検査機械で可能な範囲は検査を行い、診察も行います。停電時に難しい検査がある場合、復旧目処が立たない場合は、別日にご予約にて来院いただけます。




⑤トイレの排水ができない
タンク式のトイレではなく、排水ボタンが作動しないために排水ができませんでした。幸い、断水でなかったため、水を準備しました。一定量水を入れると流すことができます。



今回の停電は、当院を含め3軒ほどであったため、お世話になっているまさむね薬局さんにご協力いただくことができました。
また、程良く涼しい日でしたので、空調が切れても体調を悪くされる方がおらず幸いでした。クリニックに限らず、自然災害に備えて準備しておくことが大切です。