2022.11.18
PM2.5増えてます!
最近、目の痒みや鼻水がでてしまう、何だか目が重たい、涙が出る‥等々の症状の患者さんが多いのですが、実はPM2.5かもしれません。
以前紹介させていただいた日本気象協会のPM2.5分布予測でも、多いことが分かります。
このPM2.5は基本的にアレルギーではないため検査方法がありません。アレルギー検査の結果が陰性なのに症状のある方や、また花粉などの時期ではないのに症状がでている方は、PM2.5や黄砂の影響も考えられます。毎日のPM2.5はこちらで確認ができます。
【日本気象協会 PM2.5分布予測】
https://tenki.jp/lite/pm25/
花粉やウイルスと同様に、顔の大きさにあったマスクや空気清浄機で、少しは吸入を減少させる効果はありますが、外出前に分布予測を見て行動することも対策のひとつとなります。目の痒みが強くなると、ステロイド点眼まで必要となってしまうため、軽い症状の内から抗アレルギー点眼や、内服薬を使いましょう。
【PM2.5とは】
○大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のことで、従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子です。
○PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。
○原因となる物質としては、工場から出る煤煙や自動車の排気ガスなどのように物の燃焼などによって排出されるもの(人為起源)と、土壌や火山、黄砂など自然に由来するもの(自然起源)などさまざまです。これらの発生には、大気に排出された時点で既に微小粒子となっている一時生成と、排出された時は気体でも大気中で化学反応を起こして微小粒子化する二次生成があります。家庭においても、喫煙や調理、ストーブなどから発生します。また、季節的なものとしては、例年、冬から春にかけて濃度が上昇する傾向が見られます。
○これまで取り組んできた大気汚染防止法に基づく工場・事業場等のばい煙発生施設の規制や自動車排出ガス規制などにより、SPMとPM2.5の年間の平均的な濃度は減少傾向にあります。(引用:環境省HP、日本医師会HP)
2022.11.18
PM2.5増えてます!
最近、目の痒みや鼻水がでてしまう、何だか目が重たい、涙が出る‥等々の症状の患者さんが多いのですが、実はPM2.5かもしれません。
以前紹介させていただいた日本気象協会のPM2.5分布予測でも、多いことが分かります。
このPM2.5は基本的にアレルギーではないため検査方法がありません。アレルギー検査の結果が陰性なのに症状のある方や、また花粉などの時期ではないのに症状がでている方は、PM2.5や黄砂の影響も考えられます。毎日のPM2.5はこちらで確認ができます。
【日本気象協会 PM2.5分布予測】
https://tenki.jp/lite/pm25/
花粉やウイルスと同様に、顔の大きさにあったマスクや空気清浄機で、少しは吸入を減少させる効果はありますが、外出前に分布予測を見て行動することも対策のひとつとなります。目の痒みが強くなると、ステロイド点眼まで必要となってしまうため、軽い症状の内から抗アレルギー点眼や、内服薬を使いましょう。
【PM2.5とは】
○大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のことで、従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子です。
○PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。
○原因となる物質としては、工場から出る煤煙や自動車の排気ガスなどのように物の燃焼などによって排出されるもの(人為起源)と、土壌や火山、黄砂など自然に由来するもの(自然起源)などさまざまです。これらの発生には、大気に排出された時点で既に微小粒子となっている一時生成と、排出された時は気体でも大気中で化学反応を起こして微小粒子化する二次生成があります。家庭においても、喫煙や調理、ストーブなどから発生します。また、季節的なものとしては、例年、冬から春にかけて濃度が上昇する傾向が見られます。
○これまで取り組んできた大気汚染防止法に基づく工場・事業場等のばい煙発生施設の規制や自動車排出ガス規制などにより、SPMとPM2.5の年間の平均的な濃度は減少傾向にあります。(引用:環境省HP、日本医師会HP)