2024.06.30
「第25回 日本ロービジョン学会」に参加いたしました!




5月24日(金)から26日(日)、埼玉県浦和市で開催された「第25回日本ロービジョン学会」へ今年も院長とスタッフ3名で参加いたしました。参加者のひとりである私、事務スタッフ中野が報告いたします






機器展は、17社の業者の出展がありました。

私が特に気になったのは「アイコサポート」というアプリです。
視覚障がいがある方に対して、専用オペレーターがスマホカメラで写した映像や位置情報を遠隔で操作し、道に迷っていても目的地までのルートを教えてくれます。
利用は月額¥5,500円(税込)で、現在、入会から2ケ月間無料です。ご興味のある方は下記QRコードからサイトへ行けます。







アイコサポート
https://eyecosupport.prime-as.co.jp/


また、「AHIRASE(あしらせ)」という、視覚障がい歩行ナビゲーションシステムの企業も参加していました。
AHIRASEの3つのポイントは、①自然な装着性②直感的な振動案内③安心安全のサポートです。
靴に専用のデバイスを付け、専用のアプリからダウンロードし、行く方向を振動で教えてくれます。デザインも可愛く、色も3種類あるので、自分の手持ちの靴に違和感なく着けれそうです。
日常生活用具ではないので、¥87,800円(税込み)しますが、視覚障がい者が一人でも外出できるようにとの願いを込めて作られています。







院長も体験しました。


今回、私が学会前からとても楽しみにしていた企画がありました。
それは、視覚障がい者が耳で焙煎したコーヒーの試飲販売です。
これは「領家グリーンゲイブルズ」というNPO法人みのりが経営する多機能型事業所で、就労支援はB型の事業です。

もともと視覚障がいというと、針灸などが連想されますが、見えない・見えにくいからできないではなく、色々な体験を通して出来ることを見つけていこうという思いから、コーヒーを思いついたそうです。

当事者の生田さん(男性・28歳)の方は、作業所には4年目になるそうです。もともと弱視だったそうですが21歳で失明しました。中途失明の為、なんとなく機械操作もできるそうです。
今はここでの作業も楽しく、とりあえず何でも挑戦したいと笑顔で話してくれました。
コーヒーもすごくおいしかったです。










「領家グリーンゲイブルズ」
https://ageo-kankou-gourmet.com/shop/area/oishi/ageominori/



NPO法人みのり
http://ageo-minori.or.jp/green/


また、いつも山口でのロービジョンフォーラムで、楽しい動画を提供してくださっている「特定非営利活動法人 アイサイトさいたま」の代表、全盲の嶋垣 謹哉さん(愛称はしまきんさん)とお会いすることが来ました。
私はよく、彼と電話やメールでやりとりをするのですが、実際にお会いしてもとても素敵な方でした。当事者として活発な意見を学会でも熱く伝えていて、大切なことだと思いました。
嶋垣さんはいつも楽しいYouTube動画を配信されています。ご興味がある方は一度見て下さい。







「しまきんさん「最近さいたま」YouTube動画」
https://youtube.com/@user-yu3qc8mh9o?si=UK1hZnpqihPVFmUz


今回、学会講演の中で私が心に残ったのは、日本盲導犬協会の小暮愛子さんの話でした。
盲導犬ユーザーで、全日本空手道連盟 公認段位3段をお持ちの方です。全国パラ大会でも6度の優勝をされています。

彼女は10歳の時に網膜色素変性症にて左眼を途中失明しました。留学をして、学生生活を楽しんでいた時に、とうとう右眼も見えにくくなってきたそうです。留学を諦めて帰国し、その時にいずれ右眼も失明するのではと不安になり、毎日真っ暗闇の中一人で座っていたそうです。一年間毎日泣いていたそうです。そんなとき、盲導犬に出会ったり、同じ視覚障がいの人とつながることができて「もう一度頑張ろう」と思ったそうです。
繋がることがこんなにも大切なんだと実感いたしました

山口のロービジョンフォーラムも、たくさんの人と人をつなぐきっかけになれるように今年も笑顔で頑張ろうと思いました。
ちなみに、今年のロービジョンフォーラムは、新山口駅北口徒歩2分にあるKDDI維新ホールで、12月15日(日曜日)10時~15時に開催されます。
2024.06.30
「第25回 日本ロービジョン学会」に参加いたしました!




5月24日(金)から26日(日)、埼玉県浦和市で開催された「第25回日本ロービジョン学会」へ今年も院長とスタッフ3名で参加いたしました。参加者のひとりである私、事務スタッフ中野が報告いたします






機器展は、17社の業者の出展がありました。

私が特に気になったのは「アイコサポート」というアプリです。
視覚障がいがある方に対して、専用オペレーターがスマホカメラで写した映像や位置情報を遠隔で操作し、道に迷っていても目的地までのルートを教えてくれます。
利用は月額¥5,500円(税込)で、現在、入会から2ケ月間無料です。ご興味のある方は下記QRコードからサイトへ行けます。







アイコサポート
https://eyecosupport.prime-as.co.jp/


また、「AHIRASE(あしらせ)」という、視覚障がい歩行ナビゲーションシステムの企業も参加していました。
AHIRASEの3つのポイントは、①自然な装着性②直感的な振動案内③安心安全のサポートです。
靴に専用のデバイスを付け、専用のアプリからダウンロードし、行く方向を振動で教えてくれます。デザインも可愛く、色も3種類あるので、自分の手持ちの靴に違和感なく着けれそうです。
日常生活用具ではないので、¥87,800円(税込み)しますが、視覚障がい者が一人でも外出できるようにとの願いを込めて作られています。







院長も体験しました。


今回、私が学会前からとても楽しみにしていた企画がありました。
それは、視覚障がい者が耳で焙煎したコーヒーの試飲販売です。
これは「領家グリーンゲイブルズ」というNPO法人みのりが経営する多機能型事業所で、就労支援はB型の事業です。

もともと視覚障がいというと、針灸などが連想されますが、見えない・見えにくいからできないではなく、色々な体験を通して出来ることを見つけていこうという思いから、コーヒーを思いついたそうです。

当事者の生田さん(男性・28歳)の方は、作業所には4年目になるそうです。もともと弱視だったそうですが21歳で失明しました。中途失明の為、なんとなく機械操作もできるそうです。
今はここでの作業も楽しく、とりあえず何でも挑戦したいと笑顔で話してくれました。
コーヒーもすごくおいしかったです。










「領家グリーンゲイブルズ」
https://ageo-kankou-gourmet.com/shop/area/oishi/ageominori/



NPO法人みのり
http://ageo-minori.or.jp/green/


また、いつも山口でのロービジョンフォーラムで、楽しい動画を提供してくださっている「特定非営利活動法人 アイサイトさいたま」の代表、全盲の嶋垣 謹哉さん(愛称はしまきんさん)とお会いすることが来ました。
私はよく、彼と電話やメールでやりとりをするのですが、実際にお会いしてもとても素敵な方でした。当事者として活発な意見を学会でも熱く伝えていて、大切なことだと思いました。
嶋垣さんはいつも楽しいYouTube動画を配信されています。ご興味がある方は一度見て下さい。







「しまきんさん「最近さいたま」YouTube動画」
https://youtube.com/@user-yu3qc8mh9o?si=UK1hZnpqihPVFmUz


今回、学会講演の中で私が心に残ったのは、日本盲導犬協会の小暮愛子さんの話でした。
盲導犬ユーザーで、全日本空手道連盟 公認段位3段をお持ちの方です。全国パラ大会でも6度の優勝をされています。

彼女は10歳の時に網膜色素変性症にて左眼を途中失明しました。留学をして、学生生活を楽しんでいた時に、とうとう右眼も見えにくくなってきたそうです。留学を諦めて帰国し、その時にいずれ右眼も失明するのではと不安になり、毎日真っ暗闇の中一人で座っていたそうです。一年間毎日泣いていたそうです。そんなとき、盲導犬に出会ったり、同じ視覚障がいの人とつながることができて「もう一度頑張ろう」と思ったそうです。
繋がることがこんなにも大切なんだと実感いたしました

山口のロービジョンフォーラムも、たくさんの人と人をつなぐきっかけになれるように今年も笑顔で頑張ろうと思いました。
ちなみに、今年のロービジョンフォーラムは、新山口駅北口徒歩2分にあるKDDI維新ホールで、12月15日(日曜日)10時~15時に開催されます。