「第26回 日本ロービジョン学会 学術総会」に参加しました

2025年5月23日(金)~25日(日)の3日間、広島県広島市で開催された「第26回 日本ロービジョン学会 学術総会」に、当院からもスタッフ数名で参加してまいりました。
初日は視能訓練士を含めたスタッフが、また金曜午後から土曜日にかけては休診とさせていただき、院長をはじめ私たち事務スタッフも加わって、貴重な学びの機会をいただきました。


会場では各日、ロービジョンに関する多彩なセミナーが行われ、私たちもいくつか聴講しました。
眼科医の先生方による加齢黄斑変性や円錐角膜に対するロービジョンケアの取り組みや、遺伝子治療に関する研究発表など、専門的かつ最先端の知見を得ることができました。
難しい内容もありましたが、治療法がまだ確立されていない眼疾患に対して、少しでも「光」を取り戻そうとする姿勢には、大きな希望と可能性を感じました。

別会場では、福祉機器の展示や日本盲導犬協会など、多くの企業や団体のブースが並びました。




日本盲導犬協会のブースでは実際の盲導犬とふれあい、盲導犬との歩行体験もさせていただきました。
訓練しているのでとてもお利口で、仕事でない時はきちんと休憩し、いざ仕事になるとさっと飼い主の指示に従います。


リードを力を抜いて持つと、盲導犬が導いてくれる感覚が手に伝わります。


盲導犬は人の左側にいて、道の左側に寄って歩くように訓練されています。
しっかりと左に寄って歩いてくれました。


指示に従ったとき、きちんと歩けたときには「good!」と声に出してたくさん褒めてあげることが大切だそうです。

ただ、ついつい可愛いからといって盲導犬を街で見かけても、してはいけない行動があります。
盲導犬ユーザーは安全に歩くために盲導犬を連れているので、盲導犬も真剣な仕事中であるということを忘れてはいけません。

○声をかけたり、前からじっと見たりしない

○口笛を鳴らさない

○食べ物を見せたり、あげたりしない

○盲導犬をなでたり、ハーネスを触ったりしない

○自分のペットと挨拶させようとを近づけたりしない

基本的にはそっと見守り、何かお困りの様子があれば、盲導犬ユーザーの方に「何かお手伝いしましょうか」と声をかけましょう。
(出典:日本盲導犬協会)

また、学会ではポスター発表も行われ、全国の眼科クリニックや大学病院、視覚支援関連機関による発表が並びました。
当院の「福村眼科」「あやらぎeyeサポート」も発表に参加しました。




41点のポスター発表では、それぞれの立場からの分析や調査、実践の成果が紹介され、視覚障がい者の生活支援においては医療・福祉・教育・企業など多職種連携が不可欠であると、改めて実感しました。

医療の現場に身を置く私たちだからこそ、今後もこうした学びの機会を活かし、少しでも多くの方の力になれるよう努力していきたいと思います。

「第26回 日本ロービジョン学会 学術総会」に参加しました

2025年5月23日(金)~25日(日)の3日間、広島県広島市で開催された「第26回 日本ロービジョン学会 学術総会」に、当院からもスタッフ数名で参加してまいりました。
初日は視能訓練士を含めたスタッフが、また金曜午後から土曜日にかけては休診とさせていただき、院長をはじめ私たち事務スタッフも加わって、貴重な学びの機会をいただきました。


会場では各日、ロービジョンに関する多彩なセミナーが行われ、私たちもいくつか聴講しました。
眼科医の先生方による加齢黄斑変性や円錐角膜に対するロービジョンケアの取り組みや、遺伝子治療に関する研究発表など、専門的かつ最先端の知見を得ることができました。
難しい内容もありましたが、治療法がまだ確立されていない眼疾患に対して、少しでも「光」を取り戻そうとする姿勢には、大きな希望と可能性を感じました。

別会場では、福祉機器の展示や日本盲導犬協会など、多くの企業や団体のブースが並びました。




日本盲導犬協会のブースでは実際の盲導犬とふれあい、盲導犬との歩行体験もさせていただきました。
訓練しているのでとてもお利口で、仕事でない時はきちんと休憩し、いざ仕事になるとさっと飼い主の指示に従います。


リードを力を抜いて持つと、盲導犬が導いてくれる感覚が手に伝わります。


盲導犬は人の左側にいて、道の左側に寄って歩くように訓練されています。
しっかりと左に寄って歩いてくれました。


指示に従ったとき、きちんと歩けたときには「good!」と声に出してたくさん褒めてあげることが大切だそうです。

ただ、ついつい可愛いからといって盲導犬を街で見かけても、してはいけない行動があります。
盲導犬ユーザーは安全に歩くために盲導犬を連れているので、盲導犬も真剣な仕事中であるということを忘れてはいけません。

○声をかけたり、前からじっと見たりしない

○口笛を鳴らさない

○食べ物を見せたり、あげたりしない

○盲導犬をなでたり、ハーネスを触ったりしない

○自分のペットと挨拶させようとを近づけたりしない

基本的にはそっと見守り、何かお困りの様子があれば、盲導犬ユーザーの方に「何かお手伝いしましょうか」と声をかけましょう。
(出典:日本盲導犬協会)

また、学会ではポスター発表も行われ、全国の眼科クリニックや大学病院、視覚支援関連機関による発表が並びました。
当院の「福村眼科」「あやらぎeyeサポート」も発表に参加しました。




41点のポスター発表では、それぞれの立場からの分析や調査、実践の成果が紹介され、視覚障がい者の生活支援においては医療・福祉・教育・企業など多職種連携が不可欠であると、改めて実感しました。

医療の現場に身を置く私たちだからこそ、今後もこうした学びの機会を活かし、少しでも多くの方の力になれるよう努力していきたいと思います。