

「登るチカラ、つなぐ未来」北九州でのイベントレポート♪
7月11日から13日の3日間、福岡県北九州市にて
NPO法人モンキーマジック代表の小林幸一郎さん、スタッフの鈴木啓太さんを迎え、
「登るチカラ、つなぐ未来~小林幸一郎さんと描くインクルーシブなまちづくり~」をテーマに、映画上映やワークショップ、交流型クライミングが行われました。
テーマは「誰もが自分らしく生きられるインクルーシブなまちづくり」。
今回は中野が報告いたします。
<1日目>
北九州視覚特別支援学校、北九州市立高等学校、九州医療スポーツ専門学校を訪問。
<2日目> 中野(事務スタッフ)が参加
午前は北九州市長・武内和久氏とのトークセッションと映画「ライフ・イズ・クライミング」の上映。
午後は北九州医療スポーツ専門学校、北九州市立大学の学生とのトークセッションと映画上映がありました。
午後のトークセッションでは、学生たちは「私が感じた壁」と「こんな社会になればいいと思うこと、それに向けて私たちができること」について小林さんと語り合いました。
「周りには夢を持つ人が多いのに、自分にはなく焦りを感じる」という学生には、「焦らず、自分のペースで見つければいい」と励まし、また、「人と比べると自分は劣って見える」という声には、「今は自分を磨くことに集中すること。できないと思えば諦めにつながり、諦めは甘えになってしまう」と温かくも力強い言葉を返されました。
小林さんの親しみあふれるアドバイスに、会場は和やかで前向きな雰囲気に包まれました。

〜映画「ライフ・イズ・クライミング」〜
28歳で失明を宣告されながらも、世界の山々に挑み続け、パラクライミング世界選手権で4連覇を達成した小林幸一郎さん。ガイドの鈴木直也さんとともに、アメリカ・ユタ州にそびえる真紅の岩山「フィッシャーズタワー」の尖塔に挑む姿を描いたドキュメンタリー映画です。
映画の中で、小林さんは「この映画は僕が主人公じゃない。僕をこの山に登らせようとした直也の映画なんだ」と語ります。すると直也さんは「こばちゃんが視覚障がい者だから助けているわけじゃない。ただの友達として、一緒に旅を楽しんでいるだけ。だって、こんな怖い山に登れるのは見えないこばちゃんだけだよ。僕は怖いもん」と笑顔で返しました。そのやり取りから、二人の揺るぎない信頼関係が伝わり、胸を打たれました。
険しい岩壁を直也さんの声だけを頼りに登る小林さん。その強い絆の姿に、涙がこぼれるのは必然でした。
私は、この映画は多くの方に見てもらいたい。そして小林さんから勇気、元気、挑戦する思いを感じて欲しいと思いました。
山頂に立つ小林さんの姿と、二人の熱い思いに感銘し、私は自然と拍手をしました。
午前、午後と映画は2回上映のどちらでも、私は感動のあまり涙が止まりませんでした。

<3日目> 福田(視能訓練士スタッフ)・中野が参加
小倉南区のOD小倉店でクライミング体験が行われました。
クライミングは私にとって初めての挑戦の上、さらにアイマスクをつけて登ります。
ただでさえ高い所にいる恐怖がある中、次の岩がどこのあるのかも不安で、周りの人のガイドで「そこ!もう少し!」と指示を受けても、見えないと位置が分からず、手がしびれてなかなかゴールまで届きませんでした。
一方、視能訓練士スタッフの福田さんは思う存分楽しんでいました。
私は思うように登れませんでしたが、仲間と励まし合いながら体験した時間は本当に楽しかったです。


実際のパラクライミングの試合ではイヤホンで指示を聞くそうですが、小林さんは「イヤホンで聞くより、直也の生の声がいいんだよね」と嬉しそうに話してくださり、その笑顔がとっても素敵でした。
また「僕たちは、全部答えをもらう必要はない。ヒントさえあれば、自分で考えるのが楽しい」と語られていたのが印象的でした。

汗だくになり、楽しくみんなでクライミング体験した後は、「はい、モンキー」という定番の掛け声で記念撮影をしました。
初めてのクライミング体験や、素晴らしい映画を鑑賞もできてあっという間の二日間でした。

「登るチカラ、つなぐ未来」北九州でのイベントレポート♪
7月11日から13日の3日間、福岡県北九州市にて
NPO法人モンキーマジック代表の小林幸一郎さん、スタッフの鈴木啓太さんを迎え、
「登るチカラ、つなぐ未来~小林幸一郎さんと描くインクルーシブなまちづくり~」をテーマに、映画上映やワークショップ、交流型クライミングが行われました。
テーマは「誰もが自分らしく生きられるインクルーシブなまちづくり」。
今回は中野が報告いたします。
<1日目>
北九州視覚特別支援学校、北九州市立高等学校、九州医療スポーツ専門学校を訪問。
<2日目> 中野(事務スタッフ)が参加
午前は北九州市長・武内和久氏とのトークセッションと映画「ライフ・イズ・クライミング」の上映。
午後は北九州医療スポーツ専門学校、北九州市立大学の学生とのトークセッションと映画上映がありました。
午後のトークセッションでは、学生たちは「私が感じた壁」と「こんな社会になればいいと思うこと、それに向けて私たちができること」について小林さんと語り合いました。
「周りには夢を持つ人が多いのに、自分にはなく焦りを感じる」という学生には、「焦らず、自分のペースで見つければいい」と励まし、また、「人と比べると自分は劣って見える」という声には、「今は自分を磨くことに集中すること。できないと思えば諦めにつながり、諦めは甘えになってしまう」と温かくも力強い言葉を返されました。
小林さんの親しみあふれるアドバイスに、会場は和やかで前向きな雰囲気に包まれました。

〜映画「ライフ・イズ・クライミング」〜
28歳で失明を宣告されながらも、世界の山々に挑み続け、パラクライミング世界選手権で4連覇を達成した小林幸一郎さん。ガイドの鈴木直也さんとともに、アメリカ・ユタ州にそびえる真紅の岩山「フィッシャーズタワー」の尖塔に挑む姿を描いたドキュメンタリー映画です。
映画の中で、小林さんは「この映画は僕が主人公じゃない。僕をこの山に登らせようとした直也の映画なんだ」と語ります。すると直也さんは「こばちゃんが視覚障がい者だから助けているわけじゃない。ただの友達として、一緒に旅を楽しんでいるだけ。だって、こんな怖い山に登れるのは見えないこばちゃんだけだよ。僕は怖いもん」と笑顔で返しました。そのやり取りから、二人の揺るぎない信頼関係が伝わり、胸を打たれました。
険しい岩壁を直也さんの声だけを頼りに登る小林さん。その強い絆の姿に、涙がこぼれるのは必然でした。
私は、この映画は多くの方に見てもらいたい。そして小林さんから勇気、元気、挑戦する思いを感じて欲しいと思いました。
山頂に立つ小林さんの姿と、二人の熱い思いに感銘し、私は自然と拍手をしました。
午前、午後と映画は2回上映のどちらでも、私は感動のあまり涙が止まりませんでした。

<3日目> 福田(視能訓練士スタッフ)・中野が参加
小倉南区のOD小倉店でクライミング体験が行われました。
クライミングは私にとって初めての挑戦の上、さらにアイマスクをつけて登ります。
ただでさえ高い所にいる恐怖がある中、次の岩がどこのあるのかも不安で、周りの人のガイドで「そこ!もう少し!」と指示を受けても、見えないと位置が分からず、手がしびれてなかなかゴールまで届きませんでした。
一方、視能訓練士スタッフの福田さんは思う存分楽しんでいました。
私は思うように登れませんでしたが、仲間と励まし合いながら体験した時間は本当に楽しかったです。


実際のパラクライミングの試合ではイヤホンで指示を聞くそうですが、小林さんは「イヤホンで聞くより、直也の生の声がいいんだよね」と嬉しそうに話してくださり、その笑顔がとっても素敵でした。
また「僕たちは、全部答えをもらう必要はない。ヒントさえあれば、自分で考えるのが楽しい」と語られていたのが印象的でした。

汗だくになり、楽しくみんなでクライミング体験した後は、「はい、モンキー」という定番の掛け声で記念撮影をしました。
初めてのクライミング体験や、素晴らしい映画を鑑賞もできてあっという間の二日間でした。
