2023.9.22
ドライアイ治療で使われるムコスタ点眼液の後発品が参天製薬より発売されました

【ムコスタ点眼液UD2%】


先発品のムコスタ点眼液は、1回分ごとの容器で小分けにできます。外出などに持ち運びしやすく、定期的な点眼が重要となるため、ライフスタイルに合わせて点眼が可能です。


【レバミピド懸濁性点眼液2%「参天」】


ムコスタ点眼液の後発品。
ボトルタイプになり、持ちやすく点眼しやすくなりました。後発品のため、点眼液の金額も安くなり治療を継続しやすいです。

もともと、”ムコスタ”という内服薬がありますが、胃の粘膜を修復、保護し、胃潰瘍や胃炎を治すお薬です。ムコスタ点眼液も同じ成分なので、目の粘膜の異常を改善してくれるドライアイ治療剤と呼ばれる点眼剤です。また、結膜・角膜のムチン(粘液)産生促進作用があります。

<使用する際の留意点>
○点眼後(直後〜数時間後)苦味を感じることがあります。
 点眼後しっかり涙嚢部(目頭のやや鼻寄り)を圧迫することで、苦味を軽減できる可能性があります。


○白い懸濁液のため、点眼後一時的(直後〜数分)に目がかすむことがあります。
○点眼後、目の表面や鼻の奥などに薬の成分が白い粉となってあらわれることがあります。

気になる症状がある場合は、医師または薬剤師にご相談ください。

【ドライアイだとどうなるの?】
目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなる病気です。目の表面に傷を伴うことがあります。


また、「乾く」や「疲れる」だけでなく、視力が良くても「ものがかすんで見える」など、見え方に影響がでる場合があります。


まずはドライアイの原因を診断して治療法を選択します。
症状が軽い場合は、人工涙液やヒアルロン酸製剤などの潤いを持たせる点眼液で緩和させることができますが、水分やムチンが少ない場合は、ムチンや水分の分泌を促進する点眼液(ジクアホソルナトリウム)や、ムチンの産生や発現を促進する点眼液(レパミピド)が効果的です。

【ムチンってなに?】
水分を目の表面にとどまらせるために必要な成分です。目の表面にある細胞から分泌されます。




涙は「水分」と「ムチン」という物質によって構成されており、両方のバランスの良い涙が質の良い涙と、といわれています。

せっかく有効な目薬でもきちんと点眼回数が守られていなければ十分な効果は得られません。ミニタイプは点眼しにくい、金額的に続けにくいという方に、他の点眼剤との併用もしやすく有用的です。

【最後にドライアイチェックしてみましょう】
ドライアイには様々な症状があり、単に“目が乾燥する”だけではありません。チェック項目が5つ以上ならドライアイの可能性があります。

□目が疲れやすい
□目が痛い
□目やにが出る
□涙が出る
□物がかすんで見える
□目がかゆい
□目が重たい感じがする
□目が赤くなりやすい
□なんとなく目に不快感がある
□目が乾いた感じがする
□光がまぶしく感じやすい

【ドライアイの危険因子】
●加齢(加齢で、涙の量や性質が低下)、女性
●長時間画面を見る
●低湿度、エアコン下
●コンタクトレンズ装用、喫煙
●飲み薬(涙の分泌を減らす作用のある飲み薬)、目薬(防腐剤など)
●涙の油を作るマイボーム腺の病気
●加齢でできる結膜(白目)の皺
●全身の病気(涙腺が免疫の作用で傷つくシェーグレン症候群や関節リウマチなどの膠原病)
2023.9.22
ドライアイ治療で使われるムコスタ点眼液の後発品が参天製薬より発売されました

【ムコスタ点眼液UD2%】


先発品のムコスタ点眼液は、1回分ごとの容器で小分けにできます。外出などに持ち運びしやすく、定期的な点眼が重要となるため、ライフスタイルに合わせて点眼が可能です。


【レバミピド懸濁性点眼液2%「参天」】


ムコスタ点眼液の後発品。
ボトルタイプになり、持ちやすく点眼しやすくなりました。後発品のため、点眼液の金額も安くなり治療を継続しやすいです。

もともと、”ムコスタ”という内服薬がありますが、胃の粘膜を修復、保護し、胃潰瘍や胃炎を治すお薬です。ムコスタ点眼液も同じ成分なので、目の粘膜の異常を改善してくれるドライアイ治療剤と呼ばれる点眼剤です。また、結膜・角膜のムチン(粘液)産生促進作用があります。

<使用する際の留意点>
○点眼後(直後〜数時間後)苦味を感じることがあります。
点眼後しっかり涙嚢部(目頭のやや鼻寄り)を圧迫することで、苦味を軽減できる可能性があります。


○白い懸濁液のため、点眼後一時的(直後〜数分)に目がかすむことがあります。
○点眼後、目の表面や鼻の奥などに薬の成分が白い粉となってあらわれることがあります。

気になる症状がある場合は、医師または薬剤師にご相談ください。

【ドライアイだとどうなるの?】
目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなる病気です。目の表面に傷を伴うことがあります。


また、「乾く」や「疲れる」だけでなく、視力が良くても「ものがかすんで見える」など、見え方に影響がでる場合があります。


まずはドライアイの原因を診断して治療法を選択します。
症状が軽い場合は、人工涙液やヒアルロン酸製剤などの潤いを持たせる点眼液で緩和させることができますが、水分やムチンが少ない場合は、ムチンや水分の分泌を促進する点眼液(ジクアホソルナトリウム)や、ムチンの産生や発現を促進する点眼液(レパミピド)が効果的です。

【ムチンってなに?】
水分を目の表面にとどまらせるために必要な成分です。目の表面にある細胞から分泌されます。




涙は「水分」と「ムチン」という物質によって構成されており、両方のバランスの良い涙が質の良い涙と、といわれています。

せっかく有効な目薬でもきちんと点眼回数が守られていなければ十分な効果は得られません。ミニタイプは点眼しにくい、金額的に続けにくいという方に、他の点眼剤との併用もしやすく有用的です。

【最後にドライアイチェックしてみましょう】
ドライアイには様々な症状があり、単に“目が乾燥する”だけではありません。チェック項目が5つ以上ならドライアイの可能性があります。

□目が疲れやすい
□目が痛い
□目やにが出る
□涙が出る
□物がかすんで見える
□目がかゆい
□目が重たい感じがする
□目が赤くなりやすい
□なんとなく目に不快感がある
□目が乾いた感じがする
□光がまぶしく感じやすい

【ドライアイの危険因子】
●加齢(加齢で、涙の量や性質が低下)、女性
●長時間画面を見る
●低湿度、エアコン下
●コンタクトレンズ装用、喫煙
●飲み薬(涙の分泌を減らす作用のある飲み薬)、目薬(防腐剤など)
●涙の油を作るマイボーム腺の病気
●加齢でできる結膜(白目)の皺
●全身の病気(涙腺が免疫の作用で傷つくシェーグレン症候群や関節リウマチなどの膠原病)