2022.10.1
【よくある白内障手術に対するQ&A】

まず、白内障とは、目の中のレンズの役割をしている水晶体が白く濁ってくる病気です。
白内障の原因は主に加齢で、水晶体の成分であるたんぱく質が活性酸素によって変化して白く濁ります。白内障の濁りは、薬で取ることはできないため、最終的には白内障手術を受けることになります。濁った水晶体を取り去り、代わりに人工の水晶体(眼内レンズ)を入れる手術を行います。

Q. 白内障手術って痛いの?
A. 局所麻酔をするため、心配するほど強い痛みはあまり感じません。手術後も、傷口があるため約1週間はコロコロ感じる方はいますが、痛みを伴う方はほぼいません。

Q. 眼内レンズは一生もの?
A. 眼内レンズは交換やメンテナンスの必要はなく、その寿命は人間よりもはるかに長いと考えても問題ないと言われています。ただし、白内障の手術後、数ヶ月〜数年して「後発白内障」と言われる、手術の時に残しておいた水晶体のふくろ(後嚢)が濁ってくることがあります。後発白内障はレーザーを使って濁りを取ることができます。日帰りで行うことができ、当院では水曜日の午後、特殊処置日に予約制で行なっております。術後に見えづらくなることがありましたらご相談ください。

Q. 手術までの流れは?
A. こちらをご覧ください。

詳しく見る>>



Q. 手術するなら入院の方がいいの?
A. 当院での白内障手術は、日帰り手術となります。日帰りでも入院でも、白内障の手術そのものには違いがありません。安全性に配慮した上で、ご自身の心や体に一番負担がかからない方法を選択するのが良いでしょう。例えば、一人住まいの人やご高齢の方、あるいは管理が必要な病気のある方は入院をして手術を受けた方が安心です。入院することで、慣れない入院環境で体調を崩してしまったりする心配のある方は、日帰りで手術を受けた方が心身に負担がかからない場合もあります。

Q. 手術にかかる時間はどのくらい?
A. 白内障手術は近年の手術機器の進歩などにより、比較的時間も短く、危険性も非常に低い手術になりました。白内障の手術時間は通常は約20分程度ですが、手術の難易度によっては時間が延びることがあります。ご高齢で水晶体が高度に硬くなっていたり、水晶体を支える部分が弱かったり、瞳孔が開きにくい方や、目や頭が動いてしまう方などは少し時間がかかることがあります。

Q. 手術翌日から運転できるの?
A. 手術当日から、良く見えるようになる人もいれば、1週間以上かけて徐々に回復していく方もいます。視力の回復は、目の状態によって大きく異なります。角膜や網膜の状態などのさまざまな要因で回復の速さは異なってきます。

Q. 手術したら眼鏡は必要?
A. 眼内レンズは、どこにピントを合わせるかを医師と相談した上で選択することができます。単焦点レンズの場合、ピントを遠くに合わせた眼内レンズであれば、手元を見るときに近用眼鏡(老眼鏡)が必要です。反対に、ピントを近くに合わせた眼内レンズの場合は、遠くを見るとき(車の運転など)に、遠用眼鏡が必要です。手術前に使用していた眼鏡は、多くの方は合わなくなります。比較的視力が安定する、術後1〜2ヶ月後に眼鏡合わせを行うことができます。

Q. 手術の費用は?
A. こちらをご覧ください

詳しく見る>>



Q. 同じ日に両眼同時に手術をするの?
A. 両眼を手術する場合は、当院では約2週間間隔を開けて片目ずつ別々に手術を受けていただきます。

Q. いつ手術するのが良い?
A. 白内障の進行程度は個人差があります。“趣味の裁縫がしづらい”“運転の時に看板や前の車のナンバーが見えづらい”など、日常生活において困ったなと感じた時は、一度ご相談いただけると良いかもしれません。


日々の診療において、皆様が疑問に思うこと、悩まれることは共通することも多いですので、少しでも参考にしていただければと思います。
2022.10.1
【よくある白内障手術に対するQ&A】

まず、白内障とは、目の中のレンズの役割をしている水晶体が白く濁ってくる病気です。
白内障の原因は主に加齢で、水晶体の成分であるたんぱく質が活性酸素によって変化して白く濁ります。白内障の濁りは、薬で取ることはできないため、最終的には白内障手術を受けることになります。濁った水晶体を取り去り、代わりに人工の水晶体(眼内レンズ)を入れる手術を行います。

Q. 白内障手術って痛いの?
A. 局所麻酔をするため、心配するほど強い痛みはあまり感じません。手術後も、傷口があるため約1週間はコロコロ感じる方はいますが、痛みを伴う方はほぼいません。

Q. 眼内レンズは一生もの?
A. 眼内レンズは交換やメンテナンスの必要はなく、その寿命は人間よりもはるかに長いと考えても問題ないと言われています。ただし、白内障の手術後、数ヶ月〜数年して「後発白内障」と言われる、手術の時に残しておいた水晶体のふくろ(後嚢)が濁ってくることがあります。後発白内障はレーザーを使って濁りを取ることができます。日帰りで行うことができ、当院では水曜日の午後、特殊処置日に予約制で行なっております。術後に見えづらくなることがありましたらご相談ください。

Q. 手術までの流れは?
A. こちらをご覧ください。

詳しく見る>>



Q. 手術するなら入院の方がいいの?
A. 当院での白内障手術は、日帰り手術となります。日帰りでも入院でも、白内障の手術そのものには違いがありません。安全性に配慮した上で、ご自身の心や体に一番負担がかからない方法を選択するのが良いでしょう。例えば、一人住まいの人やご高齢の方、あるいは管理が必要な病気のある方は入院をして手術を受けた方が安心です。入院することで、慣れない入院環境で体調を崩してしまったりする心配のある方は、日帰りで手術を受けた方が心身に負担がかからない場合もあります。

Q. 手術にかかる時間はどのくらい?
A. 白内障手術は近年の手術機器の進歩などにより、比較的時間も短く、危険性も非常に低い手術になりました。白内障の手術時間は通常は約20分程度ですが、手術の難易度によっては時間が延びることがあります。ご高齢で水晶体が高度に硬くなっていたり、水晶体を支える部分が弱かったり、瞳孔が開きにくい方や、目や頭が動いてしまう方などは少し時間がかかることがあります。

Q. 手術翌日から運転できるの?
A. 手術当日から、良く見えるようになる人もいれば、1週間以上かけて徐々に回復していく方もいます。視力の回復は、目の状態によって大きく異なります。角膜や網膜の状態などのさまざまな要因で回復の速さは異なってきます。

Q. 手術したら眼鏡は必要?
A. 眼内レンズは、どこにピントを合わせるかを医師と相談した上で選択することができます。単焦点レンズの場合、ピントを遠くに合わせた眼内レンズであれば、手元を見るときに近用眼鏡(老眼鏡)が必要です。反対に、ピントを近くに合わせた眼内レンズの場合は、遠くを見るとき(車の運転など)に、遠用眼鏡が必要です。手術前に使用していた眼鏡は、多くの方は合わなくなります。比較的視力が安定する、術後1〜2ヶ月後に眼鏡合わせを行うことができます。

Q. 手術の費用は?
A. こちらをご覧ください

詳しく見る>>



Q. 同じ日に両眼同時に手術をするの?
A. 両眼を手術する場合は、当院では約2週間間隔を開けて片目ずつ別々に手術を受けていただきます。

Q. いつ手術するのが良い?
A. 白内障の進行程度は個人差があります。“趣味の裁縫がしづらい”“運転の時に看板や前の車のナンバーが見えづらい”など、日常生活において困ったなと感じた時は、一度ご相談いただけると良いかもしれません。


日々の診療において、皆様が疑問に思うこと、悩まれることは共通することも多いですので、少しでも参考にしていただければと思います。